二つの巣立ち


「留学する」って大変な事です。
出発前は、どこの国にするか?
エージェントは?時期は?
費用は?etc・・・
処理する問題は山のように有ったけれど、こういったことは一つ一つ解決できるものです。

いざ出発してみて困った事、それは心の整理です。
それも、母親である私自身の問題でした。

今までは親の庇護の下、
ある程度の規制はありながらも自由に楽しく生きてきて、
困った時は周りに助けてもらいと、
なに不自由なく生きてきた子供です。
それが、今は外海(そとうみ)に泳ぎ出た状態です。
まして、言葉がうまく通じません。

なにかあったらどうするのだろう・・・

ステイ先と合わなかったらつらいだろう・・・

友達は出来るのだろうか・・・

予定通りやりとおせるのだろうか・・・

今は何をして過ごしているのか・・・

ホームシックにかかっていないか・・・ 

と、心配事は再現なく出てきます。

そんな状態なので、電車の中で見知らぬ制服姿の学生を見かけようものなら、
子供とダブってしまってウルウル状態がしばらく続きました。


留学させたのは、語学力を付ける為だけではありません。
子供を信じなければいけません。
よくわかっていたつもりでした、頭では。

が、感情がついていかないのです。
周りからは「便りが無いのは元気な証拠よ」とか「成長して帰ってくるのが楽しみね」といわれましたが、
そんなことよりこの寂しさをどう消化したらよいのか?!と、低空飛行で過ごす日々でした。

ある日、思い切ってSHALLUMの掲示板に投稿してみました。
そして、同じく子供を留学させている母親のOLIVEさんや、
現地で頑張っている学生の遥ちゃんらとお話する事で、
だんだんと気持ちを落ち着かせる事ができました。

また、SHALLUM を巣立った人達の体験談や、
実際に留学されている方の留学日記を見るにつけ、応援する気持ちも出てきました。
そして、MIHOさんにカウンセリングをしてもらうことにより、
私自身が代わらないと行けない事を強く感じました。
子供から離れる努力も必要でした。



留学して半年が経ちました。
数々の山や谷を乗り越えてきたと思います。
それらは、本人の頑張りは勿論ながら、周りの人達の暖かい助けがあってこそと思います。
子供は自分で選択し、また選択した事に責任をとるべく生活しています。
きびしい現実です。
が、自ら望んで実行した事です。
きっと成功させてくれると期待しています。
私は、そんな子供の足をひっぱらないよう生活しようと思っています。